特徴
▶ 13時から本格カクテルが楽しめるオーセンティックバー
▶ ヨルゴ出身シェフによる個性的な洋食を提供
▶ 料理だけでなく飲む人にも合わせたカクテルペアリング
▶ カウンター個室では説明を受けながらゆっくり楽しめる
概要
「Bar Vespula(バー ベスプラ)」は、2023年2月に中洲から現在の場所へ移転した「Bar Vespa(バー ベスパ)」が前身のオーセンティックバー。
2025年8月、「Bar Vespa」銀座店と札幌店の店長がそれぞれ独立したタイミングで、福岡店は「Bar Vespula」へ店名変更となった。
ちなみに「Vespa」はラテン語でスズメバチ、「Vespula」はクロスズメバチを意味するそうだ。
2026年5月からは「Yorgo」出身の近藤 亘(こんどう わたる)シェフが加わり、個性的な洋食メニューの提供を開始。
それにともない料理に合わせるだけでなく、飲む人の好みや酒量に合わせてカクテルを提案するペアリングも楽しめるようになった。
同じ料理でも、お酒が強い人とそうでない人では合わせるカクテルが変わるという。
料理と酒、そして飲む人まで含めて組み立てるペアリングは福岡でも珍しい。

なお、カウンター個室もあり、利用料金は1時間2万円。
シェフやバーテンダーの説明を聞きながら、ゆっくりと食事やカクテルを楽しめる。
店舗情報
Bar Vespula(バー ベスプラ)
福岡市中央区天神2-2-20 警固神社 社務所ビル2F
092-753-8853
13:00-24:00 閉店
定休日:第2・第4火曜日
近藤シェフ在店時間
平日 17:00-22:00
土・日・祝 15:00-20:00
毎週火曜日休み
目次
・2026/07/17 テレQ「土曜のド!」収録
・2026/06/01 料理とカクテルのペアリング
【ここから過去レポートは会員限定】
・2026/06/01 メニュー
・2024/11/30 昼から楽しむオーセンティックバー
・2023/07/20 神吉さんのサイドカー
・2022/05/12 UMAGA「ごぶさたしてます」
・2017/03/31 久しぶりのサイドカー
・2015/11/07 森口バーテンダーのギムレット
訪問レポート
2026/07/17 テレQ「土曜のド!」収録
2026年8月1日放送のテレQ「土曜のド!」『ドハマりグルメ!デビ散歩 第4弾』の収録で訪問。

前回訪問時にはなかった「おつまみプレート」(2,200円)は、さまざまな料理を少しずつ楽しめる一皿。お酒との相性も良く、バーならではの楽しみ方ができる。

これには「ソルティドッグのオールドスタイル」(1,700円)を合わせてもらった。ピンクグレープフルーツを使い、ウォッカではなくジンで仕上げた一杯だ。
ノンアルコールなら「ローズソーダ」(1,000円)がおすすめ。ソーダにバラのシロップを合わせた、華やかな香りが楽しめるドリンクだ。

2026/06/01 料理とカクテルのペアリング
私が初めて「バー ベスパ」を訪問したのは24年近く前のこと。
当時はカクテルについてほとんど知識がなく、居酒屋でたまに誰かが注文する甘い酒くらいの認識だった。
そんな時に同級生に連れて行かれたのが中洲にあった「バー ベスパ」。
そこでバーテンダーの神吉(かんき)さんが作ってくれた「サイドカー」を飲んで衝撃を受けた。
ブランデー、オレンジ、レモンが織りなす滑らかな味わいは、それまで飲んでいたカクテルとはまったく別物。
カクテルがこんなに美味しいものだとは思わなかった。
それ以来、神吉さんのサイドカーは私にとって特別な一杯となっている。

今回訪問した目的は、その神吉さんのカクテルと、「Yorgo」出身の近藤シェフによる料理のペアリングを体験するためだ。
まずいただいたのは「とうもろこしのエクレア」(770円)。

蒸してピューレ状にしたとうもろこしと焼いたとうもろこしを組み合わせており、食感の違いが面白い。
シュー生地にはチーズが練り込まれていて香ばしさも感じる。

これに合わせるのは「ラムコリンズ」(1,860円)。
ラムをベースにレモンピールと炭酸を合わせた爽やかな一杯で、とうもろこしの甘みを引き立ててくれる。

続いては「サーモン ミキュイ」(1,650円)。
サーモンを38度で約2時間かけてゆっくり火入れした半生仕上げ。
やわらかな食感が印象的だ。
自家製コンソメと昆布を使ったジュレをのせていて、下には新玉ねぎのソース敷いている。

合わせたカクテルは「バンブー」(1,860円)。
シェリー酒をベースにしたクラシックカクテルで、ティオペペとドライベルモットを使用。
軽やかな味わいがサーモンとよく合う。

「馬肉とババガヌーシュ」(1,650円)も印象的だった。
焼きナスにクミンを合わせた中東料理のババガヌーシュを白味噌でアレンジし、馬肉を組み合わせている。
焼きナスの香ばしさは燻製を思わせる風味。

ここに合わせたのは「コンチネンタルサワー」(2,200円)。
ブランデーサワーに赤ワインを加えたしっかりした味わいで、馬肉の旨みを受け止めてくれる。

近藤シェフのスペシャリテともいえるのが「aruリカンドック」(1,320円)。
名前からアメリカンドッグを想像していたら、まったく違うものが登場した。
竹炭を練り込んだ黒い生地に、雲仙ハムを思わせるソーセージを合わせた一品。
長崎出身の近藤シェフらしい料理だ。

ペアリングは「リムゾンクーラー」(1,540円)。
ジンベースの爽やかなカクテルで、ほんのり感じる甘みが料理を引き立てていた。

「ハトシ スープ・ド・ポワゾン」(1,210円)も面白い。
長崎名物のハトシをアレンジした一皿で、魚の身や骨からとったスープ・ド・ポワゾンの上に盛り付けられている。
香草やマッシュルームも加わり、見た目も味も独創的。
外はサクサク、中はふんわり。

合わせたのは「ネグローニハイボール」(1,540円)。
カンパリのほろ苦さが魚介の旨みとよく合う、大人のカクテルだ。

最後は「テリーヌ ショコラ」(1,100円)。
濃厚なチョコレートに、コアントローやブランデーなどを使用した大人向けのデザート。
ここに合わせるのは「エスプレッソマティーニ」(2,200円)。
ウォッカ、エスプレッソリキュール、コーヒーを使った世界的人気のカクテルだそうだ。
個人的には今回のペアリングの中で最も好きな組み合わせだった。
食後に濃厚なショコラとエスプレッソマティーニをゆっくり楽しむ時間は実に贅沢である。
なお、お酒があまり強くない人には、それぞれに合わせて軽めのカクテルを提案してくれるそうだ。
料理に合わせるだけでなく、飲む人にも合わせる。
そんな自由度の高いペアリングを楽しめるのが、この店の大きな魅力だろう。






